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【コメント集】 私とtrippen

安藤明子さん

安藤明子さん

──trippenってどんな靴?

他にはない固有の靴。履き込むほどに表情が豊かになる。すべてのパーツが修理可能であることにより、それを可能にしている靴。
デザイナーの精神が、会社全体の意識となっていて、trippenを履き続けるためのフォローを全力でしてくださる姿勢が本当に素晴らしいと思います。
また、そのような精神を百草のお客様にお伝えし喜んで頂けること、実際に愛着を深めていらっしゃるお客様に出会えることが喜びです。私自身大変お世話になっており感謝で一杯です。

安藤明子さん

──trippenとのおもいで

tripeenとの出会いは、まさに日本上陸当時の25年前、ある方からtripeenのことを教えていただきました。当時私が制作していた衣服に是非合わせたいと思う靴に出会った、と。それは買いかぶり過ぎなのですが、素晴らしい感性・知性・人間性を持ち合わせていらっしゃるその方の印象がまだ見ぬtrippenに重なり、私にとって特別な靴、憧れの存在となりました。

一年後に開廊した百草では、「百草でご紹介するもの、つくるものは、お客様に手渡してから、使うほどに使い勝手が良くなり愛着が増していき、だんだんと美しくなっていくもののみ、としよう」と決心しました。その後、trippenをご紹介させていただくご縁に恵まれ、また自らtrippenを履き込んでいき、そして時を経た最高にかっこいいtrippenに出会いそれがtrippenの精神に重なることを知りました。(百草は靴を脱いで畳に上がり展示をご覧いただきます。お客様の靴を揃えさせていただく時に、感動的に美しい、唯一の一足となったtrippenと出会うことが、百草が年数を重ねるのに比例してだんだんと増えてまいりました。)

安藤明子さん

──これからどんなtrippenを履きたいですか?

自分にとっての定番を長く、をベースにしながらも、自分の好みや価値観の外にある出会いにも、心をオープンにし挑戦したいと思います。
そしてどのtrippenも、最後は人生を共にした友のようになり、感謝を伝えられますように。

安藤明子さん
百草

安藤明子 / ギャルリ百草・衣生活研究処(衣服・布製品制作)

1965年兵庫県西宮市に生まれる。大阪・東京・千葉を経て中学生より名古屋、結婚後多治見へ。
1998年陶作家の夫 雅信と ギャルリ百草を始める。
1993年頃より、使い捨てでない一生着られる服を求め定型の衣服を作り始める。代表作は、民族衣装の腰衣「サロン」を再解釈したオリジナル様式の筒状のスカート(サイズフリーで自在な重ね履き、腰紐を用いる着付けが特徴、「百草サロン」と後に名付ける)。素材は、古今東西の布、知多木綿、手仕事の布など。また定型のキャンバスのような感覚で染織作家やデザイナーとコラボレーション:真木千秋、齋藤田鶴子、舞良雅子、谷口隆、ミナ ペルホネン、SPOLOGUMなど。

[出版物]
2006年「安藤明子の衣生活」 主婦と生活社 (絶版) 
2010年「ギャルリ百草 美と暮らし」 ラトルズ
2010年(ブックレット) KIMAWASHI|mon Sakata & momogusa/平澤まりこ・画
2015年「#百草サロン|それぞれの衣生活」倉敷意匠計画室

ギャルリももぐさ / momogusa.jp

ギャルリ百草 (@momogusa) | Instagram

安藤 明子 (@akikoando_) | Instagram