trippen(トリッペン)は、1991年ベルリンの小さなギャラリーで誕生しました。
trippenは、靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、それまでも靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって1991年ベルリンの小さなギャラリーで誕生しました。
1996年・2000年の2度に渡り、本国シュトゥットガルトの国際デザインセンターからデザイン賞を受賞、米国や日本でも数々のデザイン賞を受賞しました。2007年には、ヒールの高い新型ソール「x+os」コレクションが2つのデザイン賞を受賞しました。
trippenは設立以来、ヨージ・ヤマモトをはじめとする高級メゾンのコレクション用シューズを手掛けたり、有名ブランドとのコラボレーションを展開するなど、インターナショナルな実績をもちます。
日本では、1997年9月直営第1号店となるtrippen原宿をオープン。
全直営店は石造りの教会をイメージした本国同様のショップデザインに統一して展開しています。内装デザインもデザイナー自らが設計し、特徴的なウッドサンダルを象ったレンガはドイツで焼いたものを取り寄せて使用しています。
すべてのショップは『生産者は、環境・消費者・労働者 全てに責任を持つべきである』というtrippenの理念を表現しています。
trippenの名前の由来は、『よちよち歩き』という意味です。
昔の貴婦人は雨の日に靴が汚れないように靴を履いたうえからサボのような木靴を履いて“よちよち”歩いていました。trippenが最初に発表した『履けない木のサンダル』のコレクションが、この木靴をイメージしています。
人間工学に基づき徹底した履き心地の追求を目指すtrippenの名前は、“よちよち”としか歩けない姿を形容していたのです。